ゲーム・オブ・スローンズ
「ゲーム・オブ・スローンズ」(GOT)は、原作である小説「氷と炎の歌」から作られた米国HBOのテレビドラマシリーズ。
ドラゴンや魔法が存在する、中世ヨーロッパに似た架空世界の作品です。多くの登場人物が入り乱れる群像劇で、最初はキャラクターの多さに戸惑うかもしれません。
物語は長く見ごたえがあります。
ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記 DVDセット(5枚組)
ドラマはシーズン(章)に分かれて作られていて、1シーズンは6~10話で構成されています(1話およそ55分)2018年3月までにシーズン7まで公開されました。
「ゲーム・オブ・スローンズ」を見始めたときは「魔法が出てこないしモンスターも登場しなくて、ファンタジー作品ぽくないなぁ。この作品は策略戦争ものかも?」という感想でした。
北の果ての巨大な壁を越えると、ホワイトウォーカーという怪物がいる噂があります…しかし怪物らしい怪物はなかなか姿をあらわしません。
序盤のドラマは、政治、陰謀、戦争を中心に展開します。
どんどん登場人物が死んでいくので、その為にキャラクターが多いのかも?
残酷な描写(体の切断面)や性的な描写があるので、ドラマはR-15指定になっています。
シーズン2(第二章 王国の激突)でドラゴンの女王が誕生したり、神の力で何度も蘇る男が現れたり、少しずつファンタジーらしい描写が出てきます。
魔法やモンスターが神秘的で恐れ多い存在として描かれ、リアルな世界観の中で本当に実在しているかのよう。
ストーリーが進む中で生き残るキャラクターは少なく、何度も危機を乗り越える姿を見て、登場人物たちに愛着が湧いていきました。
感動したシーン
三頭ドラゴンを家紋に持つターガリエン家のデナーリスは、絶望の淵で最後の望みをかけて、三つのドラゴンの卵と炎の中に入ります。炎が消えたあと集まった人々が見たのは、炎に焼かれずに生き残りドラゴンを従えた女王でした。
デナーリスは奴隷商人の街で知略を働かせ、兵士軍団を奴隷商人から解放し味方にします。街から出て荒野へと向かう軍団と、ドラゴン三匹が飛ぶ姿に圧倒されました。
魅力的なキャラクターたち
ゲーム・オブ・スローンズには魅力的なキャラクターが沢山います。その中で私が一押しなのはこの二人。
ブロン(俳優 ジェローム・フリン)
腕の立つ傭兵。お金と女が大好き。正々堂々と戦うより、勝つためには敵の弱点を突いていくタイプ。軽装備で、背中に隠した短剣をたくみに使い難局を乗り切ります。とにかく渋くてカッコイイ!
ティリオン・ラニスター(俳優 ピーター・ディンクレイジ)
生まれつき体が不自由で、小人やら半人前と嘲笑される。だが、それに挫けず最大限の努力をしてきた人。人前ではわざとおちゃらけて、勤勉な姿はあまり見せません。
道義心もあり、ラニスター家の中ではまともな人。大酒飲みですが、それは過酷な現実の中、自分自身の理性を維持するために飲んでいるのかも…
たれ目に味があっていいんです!
イラスト ティリオン・ラニスター
大好きなティリオンをイラストで描いてみました。ティリオンはよく苦笑いをするのですが、その表情の中に酸いも甘いも噛み分けてきた人間の魅力を感じます。
視聴方法
Hulu(フールー)やAmazonプライム・ビデオで見れます。DVDやBlu-ray Discのボックスも販売されています。
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