ロード・オブ・ザ・リング 灰色のガンダルフ
王道中の王道ファンタジー。私のお気に入り映画をご紹介します!
ロード・オブ・ザ・リング [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション]
この映画はJ・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とする実写による作品です。三部作として作られ、続編(時系列は前編)の『ホビットの冒険』も公開されました。
あらすじ
お話は中つ国(ミッドアース)で作られた魔法の指輪が中心になって展開します。
エルフ、ドワーフ、人間の王達が手に入れた強力な魔法の指輪。しかしそれは、冥王サウロンが作った「ひとつの指輪」によって支配される運命でした。冥王による支配を防ごうと、エルフ・ドワーフ・人間の連合軍が発足。激しい戦争の末、連合軍のイシルドゥアによって敗れたサウロン。平和が訪れたように見えましたが、サウロンの魔力はひそかに「ひとつの指輪」の中で生き続けます。はるかに時は流れ、行方不明になっていた「ひとつの指輪」が魔法使いガンダルフによって見いだされました。そして時は同じく、復活しようともくろむサウロンの軍勢の魔の手が、中つ国に忍び寄っていたのです。
サウロンの目的は、魔力が宿った「ひとつの指輪」を取り戻し、完全体として復活する事。そうなれば中つ国は恐怖に支配されます。
サウロンを倒すためには、ひとつの指輪を破壊するしかありませんが、その方法は「滅びの山」の火口に、指輪を投げ入れる以外ないのです。ガンダルフによって選ばれたホビットのフロドは、親友のサムと一緒に滅びの山への旅を始めます。辛く苦しい運命が待ち受けているとは知らずに…
指輪物語には主人公のフロドや親友のサムを始め、レンジャーのアラゴルンなど魅力的な人物が登場します。その中でも私の一押しは魔法使いガンダルフです。という訳で、今回はガンダルフのイラストを描いてみました。
物語のキーパーソンとして登場する、魔法使いガンダルフ。エルフからは「灰色の放浪者」を意味するミスランディアと呼ばれています。灰色のローブに木の杖と、古典的なファンタジーに登場する老魔法使いそのものといった姿。
ガンダルフで一番印象に残っているセリフは、「指輪物語」ではなく「ホビットの冒険」なのですが、高貴なエルフのガラドリエルとの会話シーンです。
ガラドリエル「なぜホビットを?」
ガンダルフ「わかりません。
サルマン(高位魔法使い)は邪悪な力を封じ込めるのは力だけ、そう信じておりますが、わしの考えは違います。わしが思うには、普通の人々のありふれた日頃の行いこそが、悪を寄せ付けない元かと…互いの親切や愛の心。
何ゆえビルボ・バギンズなのか…たぶんわしも怖いのです。彼が勇気をくれる」
ガンダルフは、物事を深く捉え洞察力のある人物。ホビットのような陽気で隣人愛に満ちた人達こそ、悪を砕くきっかけをもたらしてくれると思ったのかもしれません。
日々の些細な行動が大きな未来に繋がるというのは、悪と対峙するときだけでなく、すべての事にいえるのではないかと思います。
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