ドライアド

この記事は6年前の投稿です

ギリシャ神話には、ドリュアス(Dryas)という名の木のニュンペー(精霊)がいて、英語ではドライアド(Dryad)、フランス語ではドリアード (Dryade)と呼ばれています。

ドライアドは長く生きた古木の精霊で、緑の髪をした美しい女性の姿をしています。基本、誰とも関わりを持たないようにしますが、自分と敵対する者には容赦しません。
普段は人前に姿を現すことは滅多にありませんが、自分が気に入った男性や少年を誘惑して虜にしてしまう事も。虜になって一日を過ごしただけで、何十年、何百年もの時が経過している場合もあるようです。
命が繋がっている木と離れすぎるか、木が枯れる、または切り倒されると死んでしまいます。

ダンジョン飯
画像引用:漫画「ダンジョン飯」

漫画ダンジョン飯に登場するドライアドは、体を切られた時に体内から花粉に似た粉末を撒き散らし、主人公たちは涙や鼻水が出て戦闘不能になりました。さらにドライアドは木のツタを鋭く尖らした手で襲い掛かってくるのです。

ベルガリアード物語
画像引用:小説「ベルガリアード物語」

小説「ベルガリアード物語」に登場するセ・ネドラはドリュアドの血が入った王女。オーク木のように真っ赤な髪の毛で、激しい気性の持ち主です。この小説に登場するドリュアド達は、少女のような外見で踊るように飛び跳ねて移動します。

テラリアのドライアド
画像引用:ゲーム「Terraria」ファミ通.com

ゲーム「テラリア」にもドライアドが登場し、500歳という設定です。テラリアはドット絵のゲームなので、ドット絵だからこそ想像力が掻き立てられるのか、多くのファンアートが書かれています。
ですが、実はもっと沢山ファンアートが書かれているドライアドがいます。それはゲーム「大神」に登場する桃の木の精サクヤです。

大神サクヤ
画像引用:ゲーム「大神」

日本版ドライアドといった様相のこのキャラクターは、お色気要素が強調され桃のような胸とお尻が目を引くデザイン。登場中は音楽もムードがあるものに変わり、色っぽい吐息まで聞こえるという手の込みようでしたw
これ以外に、エバークエスト2、オセロニア、サモンソウルバトル、デスマーチからはじまる異世界狂想曲、マジック・ザ・ギャザリング、レジェンド・オブ・モンスターズ、天空のクリスタニア、‎乖離性ミリオンアーサーなど、さまざまな作品にドライアドは登場します。

今回は、桜の木に宿るドライアドをイメージしながらイラストを描いてみました。

皆内ひなた2018年イラスト「桜のドライアド」

本来ドライアドは、オーク木の精霊の事を指します。「Drys」はギリシア語でオークを意味し、インド・ヨーロッパ語族で「樹」や「木材」を意味する言葉に由来します。背景として、この地域ではオーク木と生活が密接に関係していたと推測できます。
落葉樹のオーク木は日本ではナラと呼ばれ、加工しやすく、ヨーロッパや北アメリカでは家具やフローリング(床材)、ウィスキーやワインの樽の材料などに広く使われています。